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仏事やお墓の疑問

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お位牌の種類

お仏壇の中には、お位牌があると思います。
普段気にはしていませんが、お位牌=黒い物、漆塗りの位牌が思いつくと思います。

お位牌には、大きく分けて3種類ほどありそれぞれ使用用途が異なります。

①白木位牌 しらきいはい・・・(仮位牌、野位牌)

ご葬儀から四十九日までに使用される位牌の事で、葬儀の後はご自宅の後飾り祭壇でお祀りいたします。個人様の魂が宿る大切なお位牌です。
白木位牌には、故人の情報「戒名・俗名・没年月日・年齢」が記されてあります。
白木位牌は、本位牌(黒い位牌)ができるまでの仮位牌と言われ、四十九日(忌明け)までに本位牌を用意する必要があります。
白木位牌は仏具店などでは販売しておらず、葬儀社がご葬儀までにご用意されるのが一般的とされています。
※葬儀の内容によっては、白木位牌がない場合もございます。

②本位牌 ほんいはい・・・(塗位牌、唐木位牌)

四十九日以降ご自宅で使用するお位牌の事を本位牌といいます。白木位牌は葬儀社が用意しますが、本位牌はご自身で四十九日までに用意する必要があります。本位牌は仏具店で販売しており、お位牌に入れる文字の彫刻まで行います。その際に、白木位牌に書いてある内容を彫刻しますので、お作りの際は表裏の写真もしくはご持参されることをお勧めします。※お墓に彫刻と合わせる場合もあります。
葬儀の後は、故人の魂は白木位牌にあります。本位牌を作っただけでは魂は移りませんのでご注意ください。四十九日法要で魂の移し替えを行うことにより、位牌としての使用することができます。
※位牌の魂入れ、入魂

③回出位牌 くりだしいはい・・・(繰出位牌)

一つのお位牌の中に薄い木の札板が数枚収めてあり、複数の方をお祀りするお位牌になります。多くなってしまったお位牌の整理や、仏壇内に置けなくなってしまった時などに使用します。
日常の使用方法としては、ご先祖様の位牌の内容を札板に記入していき、その時ご供養する方の札板を一番前に出して供養します。
回出位牌の前面は空いており、中の札板が見えるようになっています。札板を前に出すことにより、その方の戒名がわかるようになります。
※基本的には1霊位1枚での記入になります。

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