戒名彫刻について
戒名彫刻とは、お墓の墓誌に戒名(法名)を彫刻することを言います。
墓誌とは、墓域の中に立てられるお墓(石塔)とは別に建てる石碑のようなもので、「戒名(法名)、俗名、没年月日、年齢」などが彫られています。
墓誌は、寺院の墓地でよく見られますが、霊園でも大きい区画でも見ることができます。
彫刻はお墓に入る方がお亡くなりになってから、彫るのが一般的ですが、生前戒名がある場合は先に彫ることもあります。(その際は、没年月日・年齢などは空けておきます)
彫刻する時は、ご葬儀でいただいた白木(仮位牌)や戒名が書かれた紙(中陰表など)を元に作成しますが、過去帳や本位牌に書かれている内容と墓誌が同じになる必要があるため、本位牌作成時の原稿でも大丈夫です。
・彫刻日数・・・原稿作成から完成まで約2~3週間必要となります。四十九日のご納骨時までに彫刻を完成させる必要があるため、お亡くなりになってからすぐに霊園や石材店などに依頼をする必要がございます。
・彫刻代金・・・30,000~50,000円が一般的で、霊園では一律に設定されている場合が多いでしょう。寺院墓地の場合は、彫刻料金と埋葬代金がセットになっている場合がございます。
※戒名が付いていない方でも、総称して「戒名彫刻」と呼びます。
※縦長の和型のお墓などでは、石塔に戒名彫刻することがあります。
※また、墓誌に記されている方が、そのお墓に入っているという事になりますが、ごくまれに彫刻されていない場合や、改葬などの理由で実際にはお骨が入っていない場合もあります。
※戒名(法名)を付けて頂くお寺様によって「数え年齢」「満年齢」、「享年」「行年」などがございます。